動物実験施設で働いてるけど質問ある?
市場で使う前に動物実験で有害性評価してるけど。
ただ飼育室内では無塵衣という清浄衣をキないといけないので
ムレて汗疹になる可能性はあります。
まあ、必要悪なんだろうけど心痛まない?
慣れるんかな
彼ら(実験動物)は実験で殺されるために人間が繁殖させて産ませている、
ぬっころすために増やしてるって感じですね
むしろ、自分が実験に使うからには自分の手で殺してやるのがせめてもの心遣いという心境
不況の煽りで実験を依頼する企業も減少、
試験受注をふやすため&他施設との競争で料金値下げ、
化学物質等の実験への規制法律も年々きびしくなり採算もとれず、
さらに最近は海外市場(とくに中国)が安くて仕事を奪われる&他施設との競争
事業縮小する所もぼつぼつ目立ってきてます
使う動物って何?モルモットとかフェレットっていう
イメージあるんだけど
不動のレギュラー
・ラット
10cm程度。サイズがちょうどよく、血液や臓器試料の採取が用意でサンプルもたくさんとれる。
・マウス
5cm程度。ラットとマウスを混同する人はサイズでチェック。
小さいのでラットよりはサンプルが少なくなるが、飼育スペースが節約できるので人気。
最近は少ない
・イヌ(ビーグル)
一昔前はおおかったけど今はすくない。動物愛護的な批判とかも大きいだろうし。
実験動物としての質はNo1
・サル
高い、コワイ(病気とか)、一部の飼育施設を有する設備しか使ってない。
ヒトへの影響を考える場合、一番すぐれているのは確か。
ウチは現状はマウス、ラットのみ。
モルモットも最近はすくないけど、モル特有の性質もあったりして使われてる。
フェレットは使わない。
ウチで一番やるのは60匹/試験(雌雄半々)ですね
これが年30くらい
昔、景気いいころは50試験くらいやってた
あとはこれより小規模の実験がいくつもやってて
今なら3000匹くらいは使ってるかな
7割くらいはラット
物質を28日間連続投与する
物質は基本、媒体(水とか油とか)にとかして
低用量、中用量、高用量と3つの用量で投与します
+媒体を投与する動物
媒体投与 5匹×雌雄
低用量 5匹×雌雄
中用量 5匹×雌雄
高用量 5匹×雌雄
さらに媒体投与と高用量では回復群というのがあって、
それぞれ雌雄5匹ずついて
28日間投与した後、投与せずに14日間回復させる期間をとるのがある
これで物質による毒性と、その毒性が回復性があるのかどうか
ってのを調べるのね
海外はすごくて、施設に放火したり侵入して動物逃したりが問題になることもある
日本は直接的になんかいってくることはほとんどないです
数年に一回くらい施設見学にくることがある
>>22
最近は動物愛護も配慮した法律なんかにかわってきてて
動物数を減らすようつとめたり、厳しい実験をなくすようにしたりなってます
厳しい実験例
・ウサギの目に物質液を点眼してウサギをころして目をとって検査する
目をとるためだけにウサギをころします
・あと化粧品検査とかでウサギの皮膚にぬって、皮膚を検査するためだけに(ry
こういうのはもうやらないようになってきてます。
すべて殺します・・・(^_^;)
どのくらい回復しているのかを検査しなきゃいけないので
検査は血液検査、各臓器の組織標本(顕微鏡でみるプレパラート)を作ってみます
こういう刺激性とかを調べるのに昔はよくつかわれてたね
おとなしいし
人間とは生物的に差のある動物で
無益な殺生をするくらいなら
在日朝鮮人で実験すればいい
回復期間後に回復していれば、それほど大きく規制されることはないです
回復しなかったり、むしろさらに悪化するようなのもマレにあって
そういうのは法律で市場への流通がすっごく規制される
それで採算が取れなくて、その物質使うのをあきらめたりする
強制経口投与という実験ですね
チューブを胃までつっこんで胃内に直接入れる
ヒトでいえば胃カメラを飲むようなもの
ラットだと口~胃の構造上、ヒトよりは楽だと思います
解剖時も当然、しっかり麻酔かけて採血・放血して殺してから解剖に入るので
極力手技的な苦痛はないように努力はします
むしろ下手なストレスを与えると、ストレスの影響か物質の影響かわからなくなるので
動物実験がなきゃ不便なものたくさんあるだろうし難しい問題だよね
化粧品とかシャンプーの為に動物を犠牲に
するのってどうかなって思ってしまう
個人的観点から言えば
もう新規医薬品以外、動物実験やらなくていいんじゃねと思う
つまり
「新規の化学物質とかもう作らんでいいじゃん?
今あるので人類、十分やってけてるじゃん?」
とは思います
まぁ企業は目新しいのをつくって売りだして利益あげてかなきゃいけないからね
自分はいわゆる「獣医師」です
動物は救わない、ぬっころす獣医です
動物実験やって結果を解析して評価するにはやはり
動物解剖学、生理学、薬理学、病理学、毒性学と非常に専門的知識を要します
薬物?
昔
エーテル(気化麻酔):刺激性がつよいので目や喉への刺激がきつい。素人にはオススメできない。
今
イソフルラン(気化麻酔):動物病院の手術とかでつかわれるとても安全な麻酔。人間でもOK。
その他
ペントバルビタール(注射麻酔):向精神薬扱いで使うのに届けがいる。ややめんどい。
二酸化炭素(気化麻酔):保健所とかでつかうやつ。安楽とおもいきや、絶対苦しいと思う。
二酸化炭素麻酔した動物の肺見ると出血だらけですっごい苦しんでる。窒息と同じだし。
毎日、一般状態をかんさつしたり
たいじゅうをはかたりするの
だい じ
うまかっ です。
かゆい
うま
そうだと言ってくれ
大学入学時はやっぱり動物のお医者さんです
在学中いろいろ俗的な現実をみて路線変更
>>43
施設ではウイルスは使わないので大丈夫でした
実際の話しをすると
いわゆる「研究」ではなくて
「その物質が動物に影響有るかどうかを依頼されて調べるだけ」ですね
アカデミックに新規発見をめざすようなものじゃなくて
ただの作業って感じです
何か影響あってもデータは基本、依頼者のものなので発表とかにも使えないです
人間の生活にどのくらいの影響が生じる?
なくてもあまり影響ないんじゃないかとおもう
新規医薬品がつくれないから
不治の病は不治のままだったり
新規化学の発展がすごくおくれるだろうけど
現状以下の水準にはならないんじゃないかなと思うけど
気持ちの問題で。
余裕でかえるよ!
マウスもラットもOK
大学時代はネコを実験につかっていっぱい殺した
今はその生き残りの1匹を実家で飼育中
大学からあわせるともう10年以上の関係
(大学時代は少しクスリをうったり、血をらせてもらってました)
え?
wikipediaより
吸入麻酔薬(きゅうにゅうますいやく)は、呼吸器から吸収され作用を発現する麻酔薬である。
主に呼吸器から排出される。
現在存在する吸入麻酔薬はすべて全身麻酔薬である。
現在主に使用されているもの
・亜酸化窒素(笑気ガス)
・セボフルラン
・イソフルラン←
業種的な後悔はない
動物実験というより、自分は毒性病理学者という職種になります
今現在の後悔は不況で人員削減きつくて全然ヒトで足りなくて
まともに質のたかい試験ができない、
つまり今の勤め先の将来性がないという後悔
あぁなるほど、じゃあ全然苦しくないんだな
吸入麻酔って主に子供に使うんだよな確か
子供につかうのは
大人のように局所麻酔しておとなしくしててねーってのができないからでしょうね
大手術なら大人でも上記の全身麻酔をやりますよね
動物も当然子供とおなじくおとなしくしないので基本、全身麻酔です
でもとりあえず、お疲れ様です。
最近親戚の3歳の子が難病で亡くなったから
ほんとに薬とか治療法とかの開発してる方々には
頑張って欲しいと思った。
>>1さんも大変だろうけど頑張ってください
>>60
m(_ _)m
職種的に、「動物いっぱいころすおしごとです」とかなかなか言えないから
ちょっとスレたててみたかった
使い捨てても余るほどいるんだし。
国内のチョン籍優先な
医薬品とか結局ヒトでやるのが一番ですからね
結局は動物試験のデータで安全量はこのくらいかな、ってのがわかったら
医薬品とかの場合はさらにその量に、動物種の差として10倍、個体差として10倍
と100倍くらい少ない量をヒトに使うようになったりするので
ヒトでやればより精確な値が求まるのは当然ですね
誰が繁殖させたかも分からない身元不明な動物でも実験用に使うことってある?
ちゃんと実験用に繁殖させたやつだけ使うの?
実験動物繁殖専門業者があります
日本では
・チャールスリバー(世界No1の会社)
・日本クレア
ここらで人間の家などより非常にクリーンな飼育室で繁殖させて
施設や大学へ供給してます
由来不明の動物を使うことはありません
そういうので得たデータを国に出しても却下されます
毎月1日は動物慰霊の日!(雨天順延)
年1でお坊さんよんで読経します
元気になった奴も、どの程度回復したか健康体との比較検討しなきゃならんので
文字通りバラバラにして、標本にしなきゃならんの
そうそう
きれいさっぱり回復してたら、その物質は安全性ぜんぜんOK
ちょっと影響が残存してても回復傾向があるならまぁOK
回復してなかったらやばい
極端な話すれば水銀とかみたいにどんどん蓄積したり、ずーっと生涯影響残ったりするのはやばい
年に2~3ある程度で大体は回復します