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動物実験施設で働いてるけど質問ある?

動物実験施設で働いてるけど質問ある?

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1: 名無しのお客さま
新規合成化学物質とか原料とか、
市場で使う前に動物実験で有害性評価してるけど。

3: 名無しのお客さま
生理いつ?

5: 名無しのお客さま
男なので生理はないですね。

7: 名無しのお客さま
使う動物はむしろ人間よりもキレイなので病気や寄生虫がうつるということはないです。
ただ飼育室内では無塵衣という清浄衣をキないといけないので
ムレて汗疹になる可能性はあります。

9: 名無しのお客さま
殺しちゃうってこと?

8: 名無しのお客さま
デフォルとでsageになってしまう

10: 名無しのお客さま
一匹残らず大虐殺です

11: 名無しのお客さま
mjd?
まあ、必要悪なんだろうけど心痛まない?
慣れるんかな

12: 名無しのお客さま
これを悪と言っちゃダメだろう

13: 名無しのお客さま
心は痛まないです
彼ら(実験動物)は実験で殺されるために人間が繁殖させて産ませている、
ぬっころすために増やしてるって感じですね

むしろ、自分が実験に使うからには自分の手で殺してやるのがせめてもの心遣いという心境

14: 名無しのお客さま
今は動物実験施設も国内では斜陽産業

不況の煽りで実験を依頼する企業も減少、
試験受注をふやすため&他施設との競争で料金値下げ、
化学物質等の実験への規制法律も年々きびしくなり採算もとれず、
さらに最近は海外市場(とくに中国)が安くて仕事を奪われる&他施設との競争

事業縮小する所もぼつぼつ目立ってきてます

15: 名無しのお客さま
へーどっこも厳しいんだね。
使う動物って何?モルモットとかフェレットっていう
イメージあるんだけど

16: 名無しのお客さま
実験動物

不動のレギュラー
・ラット
10cm程度。サイズがちょうどよく、血液や臓器試料の採取が用意でサンプルもたくさんとれる。

・マウス
5cm程度。ラットとマウスを混同する人はサイズでチェック。
小さいのでラットよりはサンプルが少なくなるが、飼育スペースが節約できるので人気。

最近は少ない
・イヌ(ビーグル)
一昔前はおおかったけど今はすくない。動物愛護的な批判とかも大きいだろうし。

実験動物としての質はNo1
・サル
高い、コワイ(病気とか)、一部の飼育施設を有する設備しか使ってない。
ヒトへの影響を考える場合、一番すぐれているのは確か。

ウチは現状はマウス、ラットのみ。
モルモットも最近はすくないけど、モル特有の性質もあったりして使われてる。
フェレットは使わない。

17: 名無しのお客さま
年でどれくらいぬっころすの?

18: 名無しのお客さま
動物実験の一試験の規模は実験内容や施設に依存するけど

ウチで一番やるのは60匹/試験(雌雄半々)ですね
これが年30くらい
昔、景気いいころは50試験くらいやってた

あとはこれより小規模の実験がいくつもやってて
今なら3000匹くらいは使ってるかな
7割くらいはラット

23: 名無しのお客さま
一番やってる試験の場合

物質を28日間連続投与する
物質は基本、媒体(水とか油とか)にとかして
低用量、中用量、高用量と3つの用量で投与します
+媒体を投与する動物

媒体投与 5匹×雌雄
低用量  5匹×雌雄
中用量  5匹×雌雄
高用量  5匹×雌雄

さらに媒体投与と高用量では回復群というのがあって、
それぞれ雌雄5匹ずついて
28日間投与した後、投与せずに14日間回復させる期間をとるのがある

これで物質による毒性と、その毒性が回復性があるのかどうか
ってのを調べるのね

21: 名無しのお客さま
やっぱり動物愛護団体みたいなのってうざい?

22: 名無しのお客さま
ヒトじゃなきゃ何やってもいいと思ってるの?ナチスと何が違うの?

24: 名無しのお客さま
>>21
海外はすごくて、施設に放火したり侵入して動物逃したりが問題になることもある
日本は直接的になんかいってくることはほとんどないです
数年に一回くらい施設見学にくることがある

>>22
最近は動物愛護も配慮した法律なんかにかわってきてて
動物数を減らすようつとめたり、厳しい実験をなくすようにしたりなってます

厳しい実験例
・ウサギの目に物質液を点眼してウサギをころして目をとって検査する
 目をとるためだけにウサギをころします
・あと化粧品検査とかでウサギの皮膚にぬって、皮膚を検査するためだけに(ry

こういうのはもうやらないようになってきてます。

25: 名無しのお客さま
回復して元気になったのはどうするんですか?

28: 名無しのお客さま
>>25
すべて殺します・・・(^_^;)

どのくらい回復しているのかを検査しなきゃいけないので

検査は血液検査、各臓器の組織標本(顕微鏡でみるプレパラート)を作ってみます

26: 名無しのお客さま
ウサギは目とか皮膚とかが敏感なんで
こういう刺激性とかを調べるのに昔はよくつかわれてたね
おとなしいし

29: 名無しのお客さま
動物愛護団体いいじゃねえか

人間とは生物的に差のある動物で

無益な殺生をするくらいなら

在日朝鮮人で実験すればいい

30: 名無しのお客さま
基本的に28日間投与後に何か影響があっても
回復期間後に回復していれば、それほど大きく規制されることはないです

回復しなかったり、むしろさらに悪化するようなのもマレにあって
そういうのは法律で市場への流通がすっごく規制される
それで採算が取れなくて、その物質使うのをあきらめたりする

33: 名無しのお客さま
一番やってるのは
強制経口投与という実験ですね
チューブを胃までつっこんで胃内に直接入れる

ヒトでいえば胃カメラを飲むようなもの
ラットだと口~胃の構造上、ヒトよりは楽だと思います
解剖時も当然、しっかり麻酔かけて採血・放血して殺してから解剖に入るので
極力手技的な苦痛はないように努力はします

むしろ下手なストレスを与えると、ストレスの影響か物質の影響かわからなくなるので

31: 名無しのお客さま
せめて施設の実験に使われる動物は痛みとか感じなきゃいいのにね

動物実験がなきゃ不便なものたくさんあるだろうし難しい問題だよね

32: 名無しのお客さま
医薬品は仕方ないと思うけど
化粧品とかシャンプーの為に動物を犠牲に
するのってどうかなって思ってしまう

34: 名無しのお客さま
31-32

個人的観点から言えば
もう新規医薬品以外、動物実験やらなくていいんじゃねと思う

つまり
「新規の化学物質とかもう作らんでいいじゃん?
今あるので人類、十分やってけてるじゃん?」
とは思います

まぁ企業は目新しいのをつくって売りだして利益あげてかなきゃいけないからね

35: 名無しのお客さま
ちなみに・・・ですが

自分はいわゆる「獣医師」です

動物は救わない、ぬっころす獣医です

37: 名無しのお客さま
この業界は獣医師の職場の一つとして普通なものです
動物実験やって結果を解析して評価するにはやはり
動物解剖学、生理学、薬理学、病理学、毒性学と非常に専門的知識を要します

40: 名無しのお客さま
ぬっころす時ってどうやってぬっころすの?
薬物?

44: 名無しのお客さま
>>40

エーテル(気化麻酔):刺激性がつよいので目や喉への刺激がきつい。素人にはオススメできない。


イソフルラン(気化麻酔):動物病院の手術とかでつかわれるとても安全な麻酔。人間でもOK。

その他
ペントバルビタール(注射麻酔):向精神薬扱いで使うのに届けがいる。ややめんどい。
二酸化炭素(気化麻酔):保健所とかでつかうやつ。安楽とおもいきや、絶対苦しいと思う。
  二酸化炭素麻酔した動物の肺見ると出血だらけですっごい苦しんでる。窒息と同じだし。

41: 名無しのお客さま
飼育日誌はちゃんとつけます
毎日、一般状態をかんさつしたり
たいじゅうをはかたりするの
だい じ

うまかっ です。

かゆい
うま

42: 名無しのお客さま
最初は救うほうを目指してたんだよな
そうだと言ってくれ

43: 名無しのお客さま
>>41 何があった!?

46: 名無しのお客さま
>>42
大学入学時はやっぱり動物のお医者さんです

在学中いろいろ俗的な現実をみて路線変更

>>43
施設ではウイルスは使わないので大丈夫でした

45: 名無しのお客さま
研究として面白い?

48: 名無しのお客さま
>>45
実際の話しをすると
いわゆる「研究」ではなくて
「その物質が動物に影響有るかどうかを依頼されて調べるだけ」ですね

アカデミックに新規発見をめざすようなものじゃなくて
ただの作業って感じです

何か影響あってもデータは基本、依頼者のものなので発表とかにも使えないです

47: 名無しのお客さま
もし全世界の動物実験がすべて中止になったら
人間の生活にどのくらいの影響が生じる?

50: 名無しのお客さま
>>47
なくてもあまり影響ないんじゃないかとおもう

新規医薬品がつくれないから
不治の病は不治のままだったり
新規化学の発展がすごくおくれるだろうけど
現状以下の水準にはならないんじゃないかなと思うけど

49: 名無しのお客さま
家でビーグル犬とか飼える?
気持ちの問題で。

52: 名無しのお客さま
>>49
余裕でかえるよ!
マウスもラットもOK

大学時代はネコを実験につかっていっぱい殺した
今はその生き残りの1匹を実家で飼育中
大学からあわせるともう10年以上の関係
(大学時代は少しクスリをうったり、血をらせてもらってました)

51: 名無しのお客さま
人間でもおkってどういう・・・

え?

55: 名無しのお客さま
>>51
wikipediaより

吸入麻酔薬(きゅうにゅうますいやく)は、呼吸器から吸収され作用を発現する麻酔薬である。
主に呼吸器から排出される。
現在存在する吸入麻酔薬はすべて全身麻酔薬である。

現在主に使用されているもの
・亜酸化窒素(笑気ガス)
・セボフルラン
・イソフルラン←

53: 名無しのお客さま
その仕事に就いてから後悔は?

59: 名無しのお客さま
>>53
業種的な後悔はない
動物実験というより、自分は毒性病理学者という職種になります

今現在の後悔は不況で人員削減きつくて全然ヒトで足りなくて
まともに質のたかい試験ができない、
つまり今の勤め先の将来性がないという後悔

58: 名無しのお客さま
>>55
あぁなるほど、じゃあ全然苦しくないんだな
吸入麻酔って主に子供に使うんだよな確か

61: 名無しのお客さま
>>58
子供につかうのは
大人のように局所麻酔しておとなしくしててねーってのができないからでしょうね

大手術なら大人でも上記の全身麻酔をやりますよね

動物も当然子供とおなじくおとなしくしないので基本、全身麻酔です

56: 名無しのお客さま
動物のお医者さん読んでるときになんというバッドタイミング…
でもとりあえず、お疲れ様です。

60: 名無しのお客さま
>>50 それも困るよね、やっぱり。
最近親戚の3歳の子が難病で亡くなったから
ほんとに薬とか治療法とかの開発してる方々には
頑張って欲しいと思った。
>>1さんも大変だろうけど頑張ってください

64: 名無しのお客さま
>>56
>>60

m(_ _)m

職種的に、「動物いっぱいころすおしごとです」とかなかなか言えないから
ちょっとスレたててみたかった

62: 名無しのお客さま
犯罪者でやれよそんなもん
使い捨てても余るほどいるんだし。
国内のチョン籍優先な

65: 名無しのお客さま
>>62
医薬品とか結局ヒトでやるのが一番ですからね

結局は動物試験のデータで安全量はこのくらいかな、ってのがわかったら

医薬品とかの場合はさらにその量に、動物種の差として10倍、個体差として10倍
と100倍くらい少ない量をヒトに使うようになったりするので

ヒトでやればより精確な値が求まるのは当然ですね

67: 名無しのお客さま
実験用の動物はどうやって調達するの?
誰が繁殖させたかも分からない身元不明な動物でも実験用に使うことってある?
ちゃんと実験用に繁殖させたやつだけ使うの?

70: 名無しのお客さま
>>67
実験動物繁殖専門業者があります

日本では
・チャールスリバー(世界No1の会社)
・日本クレア

ここらで人間の家などより非常にクリーンな飼育室で繁殖させて
施設や大学へ供給してます

由来不明の動物を使うことはありません
そういうので得たデータを国に出しても却下されます

68: 名無しのお客さま
慰霊祭みたいな日はある?

72: 名無しのお客さま
>>68
毎月1日は動物慰霊の日!(雨天順延)

年1でお坊さんよんで読経します

73: 名無しのお客さま
>>69

元気になった奴も、どの程度回復したか健康体との比較検討しなきゃならんので
文字通りバラバラにして、標本にしなきゃならんの

74: 名無しのお客さま
>>73
そうそう

きれいさっぱり回復してたら、その物質は安全性ぜんぜんOK

ちょっと影響が残存してても回復傾向があるならまぁOK

回復してなかったらやばい
極端な話すれば水銀とかみたいにどんどん蓄積したり、ずーっと生涯影響残ったりするのはやばい

76: 名無しのお客さま
そういう回復性がわるいやばい物質ってのは
年に2~3ある程度で大体は回復します